珈琲の健康作用について考える。

マイヨ工房では、コーヒーを通じて皆様に「より健康な体を維持」して頂きたく、

コーヒーの疾患に対する予防効果を調べてご紹介しております。


知ってましたか?

同じコーヒーでも、焙煎度でコーヒーの成分・効果が変わるんです!

酸味系コーヒー(High Roast)

浅煎りコーヒー豆の薬用成分
カフェイン :覚醒作用・利尿作用
クロロゲン酸:抗酸化作用・

       善玉コレステロールの機能を高める
トリゴネリン:脳神経を活性化
糖分    :脳のエネルギー
アミノ酸  :筋肉の修復材料

苦味系コーヒー(City Roast以降)

深煎りコーヒー豆の薬用成分
カフェイン     :覚醒作用・利尿作用
ニコチン酸     :消血管を広げる働き

          血行促進(頭痛・肩こり緩和)
NMP         :抗酸化作用
香りの鎮静作用  :リラックス効果

褐色色素(メイラード反応):大腸癌の抑制効果



医療薬を常用している方へのコーヒー併用の注意点

 

皆様に、コーヒーを楽しんで頂きたいとは思っているのですが、

下記症状で通院および医療薬を常用しておられる方には、注意が必要です。


心臓疾患

 糖尿病:食後は血糖値が上がりやすい状態なので、特にお控えください。

    (カフェインを摂取すると血液を通して細胞に糖分が取り込まれやすくなる事が確認されています。)

●不安症状・うつ病

 デプロメール:カフェインの過剰摂取状態となりますので、不安感の増大や神経の高ぶりを引き起こします。

 ロヒプノール:効果を弱める恐れがあります。

●緑内障

 カフェインに眼圧上昇作用がある為、飲み過ぎは禁物。(一日200㎎以下なので一日一杯程度で!)

●高血圧

 コーヒーは、高血圧とは無関係であるうえに、習慣的に多く飲んだ方が健康にはいいということも

 わかっています。但し、コーヒーと降圧剤の関係については?やはり一日一杯程度にした方が無難です。

●骨粗しょう症

 コーヒーを飲むとトイレが近くなりますよね。実はその尿にカルシウムが流れ出ています。

 飲み過ぎの人は3杯までを上限にすること。

●出血性症状

 出血性疾患などを患っている人は、カフェインによって症状が悪化する可能性もあり、

 場合によっては治療が必要な場合もある。

 

これらに適応する薬を飲んでいる方は、コーヒーを一緒に摂らないように注意しましょう!

カフェインが薬の効き目を弱くしたり、不整脈を起こす場合があります。

飲み合わせに注意して、このような薬をコーヒーと一緒に摂らないようにしましょう。

また、他のお薬を常用しておられる方は、医師に相談しコーヒーをお楽しみください。

 

「普段と体調がちょっと違うな……」と感じたら、コーヒーを飲む習慣があっても控えてみることも大切です。




健康な人の予防効果として

【コーヒーと漢方薬の違い】・・


1.コーヒーが美味しいと言って飲む人は大勢いるが、漢方薬が美味しいと言う人は少ない。
2.コーヒーは自分勝手に飲むが、漢方薬は名医に処方してもらわないと危ない。
3.コーヒーは健康な人ほど多く飲むが、漢方薬は病人ほど多く飲む。
4.コーヒーは一度飲み始めたら病みつきになるが、漢方薬は病気が治れば飲みたくなくなる。
5.コーヒーは嗜好品だが、漢方薬は医薬品である。
岡希太郎先生の「珈琲と健康」より


コーヒーには多くの薬用効果がありますが、コーヒーは薬ではありません!

コーヒーの体に対する研究やメタ解析によって色々なことが分かって来ました。

他の薬用効果としては、
1.ダイエット(ブラック、ノンカロリー、アルカリ性) 
2.覚醒作用と鎮静作用
3.ブラック・コーヒーを飲むと善玉コレステロールが増える。
4.ブラック・コーヒーを飲むとスタミナが付く
5.いやな臭いを除去(ミルクを入れると効果なし)
6.高血圧症、低血圧症を一時的に改善する(毛細血管拡張作用、血流作用)。
7.新鮮な香りにDNAの酸化、心臓の老化(心筋梗塞)予防がある
8. 肝臓機能の活性と利尿作用
9.肝臓癌が半減(一日に1杯以上で)
10.消化器系の癌(大腸、腎臓、膀胱)に効果
11.カフェーとクロロゲン酸は活性酸素の活動の抑制、解毒作用、癌遺伝子の抑制
12.胆石予防
13.パーキンソン病に効果
14.鎮痛薬効果
15.脳梗塞、心筋梗塞などの動脈血栓性疾患の発病予防【
⒗.大腸菌、ピロリ菌を減らす、胃潰瘍、胃がん、食中毒の予防、抗菌作用
17.1日3杯で女性の結腸癌が半減
18.1日4杯のコーヒーを飲むと死亡リスクが25%減少する

参考:

3.慈恵医科大学】7.【米国】9.【産業医科大学、九州大学】10.【岐阜大学医学部】11.【岐阜大学医学部】12.【ハーバード大学マイケル・ハイツマン博士】13.【ホノルル復員軍事医療センター】14.【自然科学研究機構生理学研究所、愛知県岡崎市】15.【東海大学医学部】16.【東海大学医学部】17.【厚生労働省研究班】18.【国立がんセンター】


ダイエット効果

外で、スポーツできればそれに越したことはありませんが・・・。

 

お家の中でダイエット

コーヒーを飲んでから運動することで、脂肪燃焼効率を格段に向上する事が出来ます。

11/17に発見ウワサの食卓で、紹介された「SEXY SIZE」とか、「TRF ダンスサイズ」「UFC-FIT」「巻くだけダイエット」など、コーヒーを飲んでから行う事で、脂肪の分解が進み易くなるんです。

これだったら、お家の中だけで、運動して脂肪を燃やせますよね。

 

何故、コーヒーを飲んでから運動すると良いのか?

こういうことです。

カフェインには中枢神経系の興奮、覚醒を促す作用があります。すると交感神経系が興奮してアドレナリンやノルアドレナリンが分泌され、それを受けて内臓の脂肪分解が進む。そうなんです。

 

皆さんも、是非お試しください。




カフェインを知ろう!

カフェインは、植物由来のアルカロイドという化合物の一種です。

カフェインの体内効果とは・・

1.思考力を高める

2.喘息、胆石の予防など

3.注意欠陥多動性障害

4.覚醒作用・利尿作用

5.偏頭痛緩和の作用

6.脂肪の分解を促進するリパーゼと言う酵素を活性化する役割

7.筋肉収縮効果・筋肉疲労 など

 

このような効果が、カフェインには期待できます。


コーヒー=覚醒作用というイメージが強いと思いますが、

上記のような効き目が眠気覚ましの効果として機能しているようです。

 

 

カフェインの注意点


カフェインには、不眠をはじめ、緊張・情緒不安・胃の刺激・嘔吐・心拍数の増加などの副作用があり、

摂り過ぎるとイライラ感・不安・頭痛・耳鳴りなどの副作用が表れる可能性があります。

 

さらに注意すべきは、ダイエット製品に使用されているダイダイやマオウ(エフェドラ)という成分を含んでいるものとの飲み合わせ。これらとコーヒーを一緒に飲むと、心臓発作や脳卒中を引き起こす危険があるのです。

 

但し、胃潰瘍などの原因は、ピロリ菌の要因が高く、カフェインにより胃酸の分泌を促しやすくなる為、胃の刺激が強いと一般的には言われています。

 

空腹時には、胃酸が直接胃粘膜を刺激すると言われますが、食後のコーヒーでは、刺激は緩和します。

*マイヨ工房店主は、慢性胃潰瘍っでしたが、ピロリ菌を撃退以降、毎日5杯以上のコーヒー(当店販売品)

を飲んでいますが、胃炎や胃潰瘍の再発はありません。(注意:珈琲の種類にもよるかもしれません)

 

とはいえ、一日200mg(コーヒー1~2杯)程度のカフェイン摂取であれば、

妊娠中や子どもであっても一般的には問題ないと言われていますので、

健康な成人が一日2~3杯コーヒーを飲む分には問題なさそうです。





参考:コーヒーとコーヒー以外の飲み物のカフェイン含有量を記載します。


カフェインは、 「Cafe IN」と言う名前で、コーヒーに多く含有している様に思いますが、

見た目黒い飲み物(コーヒー)で体に悪い成分が入っているんじゃないかという研究から、

初めてカフェインが発見された為、「Cafein」と命名されたのです。


その後、色々な飲み物のカフェイン量を調べた結果、玉露などの緑茶・紅茶などの飲み物にも多く

含有している事が確認されました。

種類 1杯あたりのカフェイン量 100ml中のカフェイン量
玉露 (150 ml) 150 mg (120 mg)
コーヒー (エスプレッソ)(50 ml) 140 mg (280 mg)
コーヒー (ドリップ)(150 ml) 135 mg (90 mg)
コーヒー (インスタント)(150 ml) 68 mg (45 mg)
栄養ドリンク (100 ml) 50 mg (50 mg)
コーラ (500 ml) 50 mg (10 mg)
抹茶 (150 ml) 45 mg (30 mg)
ココア (150 ml) 45 mg (30 mg)
紅茶 (150 ml) 30 mg (20 mg)
ほうじ茶 (150 ml) 30 mg (20 mg)
ウーロン茶 (150 ml) 30 mg (20 mg)
緑茶 (150 ml) 30 mg (20 mg)
玄米茶 (150 ml) 15 mg (10 mg)


この表では、エスプレッソのカフェイン含有量が通常のドリップよりも多いという表記になっておりますが、

焙煎度(French/Itarian Roast)が深くなるほどカフェイン量は減少いたします。

 

 

数値は、あくまでも、参考値(目安)としてください。

調査の検体状況及び焙煎度でも、かなり異なる結果(数値)も見られます。

 


今後、コーヒーと健康の関連情報は随時Upして参ります。

定期的に、覗いて見てください!

次回は、コーヒー摂取の男女の違いに迫ってみます!!